カルロス・ゴーンは殺人者?
日産 CEO カルロス・ゴーンのニュースの話題が尽きませんね
昨年、金融商品取引法違反容疑で逮捕されたカルロス・ゴーンについての話題が昨今ニュースでずっと繰り広げられていますが、カルロス・ゴーンは本当に犯罪者なのでしょうか。
確かに日本の法律上は違法な行為を働いたことに、疑いの余地はないかもと思います。
日本の法律上です。あくまでも。日本の法律は特殊ですから。
しかし彼の貢献というのは非常に大きかったですね。
筆者は意外にニッサン党なんですよ笑
GTRなどの名車を生んでいますし、ニッサンの車は結構丈夫なんです。
レースの世界でもそういわれています。
ほぼ、経営破綻に近かった日産をあれほどまでに V 字回復できたのは、彼の功績でもあるし、売上規模も当時の2倍程度まで拡大できているというのは彼でしか成し得なかったのではないでしょうか。
カルロス・ゴーンは、世間では何かと悪者扱いされてマスコミを騒がせていますが、実際、彼の功績は大きいと思います。
確かに独裁的な手法で、やや強引ともいえるやり方ではあったかもしれませんか、トップダウン的なやり方というのは、日本人ではなかなか真似ができないと思います。
ただ日産リバイバルプランを行った際に、様々な犠牲を伴ったことは間違いがありません。
これは賛否両論と思いますが、ある意味日産を救う唯一の手段だったのかもしれませんね。
ただもし自分が日産の社員で、リストラされていたら、被害者意識はどうしても残ってしまいますね。
会社なんて、所詮、会社の都合で人を動かしているのですから・・・
物事には必ず、表と裏があります。
コインの表と裏は本当に表裏一体。
ですから何か大きなことを成し遂げようとした時、犠牲が全くゼロであるというのは本当に稀なことであると思います。
日産を救うためにあえて犠牲を強いたこと、犠牲を伴うことをあえて承知で行ったこと、この決断ができたこと、これらは、誰にでも出来たことではありません。
おそらく日本人的な情に厚い気質からは考えられない行動だったのでしょう。
主な行動履歴を書くと・・・
- 日産リバイバルプランの中で四年間をかけ2兆1000億円あった借金を完済
- 購買コストを20パーセント削減するために下請企業を半分に減らした
- 1400社ある関係会社の株式を 4社を残し全て売却
- 全世界のグループの人材を21000人リストラ
リストラされて路頭に迷ってもしかして、自殺なんて事例もゼロではなかったのかもしれません。
ですので、カルロス・ゴーンのことを殺人者という人も、もしかしているかもしれません。
これはかつて日産がリバイバルプランという名のもとに壮絶なリストラを行った代償です。
この時、リストラにあった方々から言われていた言葉とも言えます。
まさに、コインの表と裏なのです。