歯科医が警告する食べると確実に死に近づくものとは?
全ての病気は口の中から
アメリカTIME誌に、ガン、アルツハイマーその他多くの病気との驚くべき関係にあなたはどう立ち向かうのか?という副題で
「SECRET KILLER」とのタイトルが2004年におどったことがあります。
米国で歯科医の森永医師の著書によると、全ての病気は口の中からと言われています。
歯周病のような慢性的な小さな炎症が、がん、糖尿病、高血圧症などの生活習慣病の悪化に大きく影響するということが、すでに問題意識をもって語られていた、と述べています。
近年高感度CRPという技術が発展して慢性の炎症を察知できるようになってきたからです。
「CRP」とは「C反応性蛋白」のことで、身体のなかで炎症が起きているときに血液中で上昇するタンパク質。たとえば、細菌やウイルスによる感染症、本来は自分を攻撃しないはずの免疫が不調をきたし、自分の臓器を攻撃する自己抗体が生成されて関節や皮膚、心臓、腎臓などさまざまな臓器に障害が起こる膠原病(こうげんびょう)、けがや手術のあとなどに、血液中のCRP上昇が認められる。
SECRET KILLERを引き起こす食事とは?
上記の事から、炎症を起こしやすい状態に体を持っていく食品は避けるべきと警告されています。
ポイントは、
- 過剰な糖質、特に精製度の高いものは食後血糖値を急激に上げる
- 玄米より白米、全粒粉のパンより白いパンは精製度が高い
- ω6系脂肪酸(リノール酸など)は、取りすぎると動脈硬化などのリスクが上昇、酸化しやすく、炎症を促進する活性物質を産む
農林水産省のHP(2018年11月28日更新)に、「トランス脂肪酸を日常的にとりすぎた場合には生活習慣病になるリスクが高くなりますが、食品に含まれている栄養素には、同じようにとりすぎによって健康に悪影響を及ぼすものがあります」と記載があります。
そもそもトランス脂肪酸は米国では基本的に使用禁止※されていますでの、出来るだけ食べないようにしたほうが得策です。
(※一部認められているものもあります)
トランス脂肪酸は自然界にもわずかに存在しますが、これは微量です。
逆に、油の精製過程で水素を添加することでも作られます。
つまり人工的に化学合成された油と言えます。こちらが問題です。
トランス脂肪酸の代名詞といえば、マーガリンやコーヒーシロップなどがあります。えっ、そうなの?という人が大半では?
何で日本では禁止されないの?これには筆者も大いに疑問を持っています。
以下はかなりやんわりした表現となっています。
強調しているのは、日々の摂取量を制限しなさい!と。
次に先ほどの小さな炎症の原因となるのが、歯周病です。
歯周病とは、歯肉と歯の根の部分(歯根)の問にある歯周ポケットから細菌が侵入し、歯を支えている骨を溶かしてしまい、最終的に歯が抜けてしまう、歯肉と骨の感染症
歯周病の予防のためには、歯を清潔にしないとダメなんです。
歯周病は歯磨きだけでは防げない?
歯磨きやってるから大丈夫でしょ?
いやいや、歯磨きだけでは不十分なのです。
フロス(糸ようじ)は必須。
米国ではFLOSS or DIE ?(フロスか死か)?
と言われます。
予防歯科が発達しているのですね。
歯科医から聞いた話ですが、食べかすとばい菌が混ざり合ったプラークは歯ブラシだけでは除去できないそうです。
歯周病が進行しやすい歯と歯の間の部分はフロス(糸ようじ)か歯間ブラシでしかケアができないのです。
歯磨き粉も刺激の少ないもの少量だけ使い、ブラッシングに専念できるようにしましょう。
口の中は殺菌すれば虫歯にならないのか?
最新の科学によると口腔内を殺菌すれば虫歯にならないのか?といえば必ずそうではないようです。
というのも人間の体は善玉菌と悪玉菌のバランスによって成り立っているからです。
あまりに殺菌力の強い歯磨き剤を使用すると、善玉菌が死んでしまい、自己再生能力が低下して逆に悪玉菌を増殖するという最悪の状況にもなりかねません。
歯周病を退治しようとして殺菌力の強い歯磨き剤を検討している場合には注意が必要です。
歯磨き粉をいくらしっかりつけてブラッシングしても口臭が取れないと悩んでいる人は非常に多いのです。
一つ良いものがありますので、ご紹介いたします。
製薬会社が開発した歯磨き剤「ブリアン」というものです。
これは善玉菌の自己再生能力に着目した製品です。
善玉菌によって、口内環境を整えてゆくものです。
ブリアンは、オタゴ大学微生物学科ジョンタグ教授の研究により発見された、善玉菌「BLIS(ブリス)菌」を使っています。
このBLIS菌は虫歯菌を餌として悪玉菌を増殖させる要因の歯垢を取り除いてくれるというものです。ブラッシングをすることでそれが期待できます。
ちなみに、通常の歯磨き剤は化学物質の塊です。
しかし、紹介するブリアンには使用はしていないです。
通常の歯磨き剤には、殺菌剤、発泡剤、界面活性剤(ラウリル硫酸Na、ポリエチレングリコール、パラベン、グリセリン、フッ化Na、合成保存料、合成着色料、研磨剤・・・)ありとあらゆる化学物質のオンパレード!
それら化学物質は口の中の粘膜を通して微量ですが体内に吸収されます。
安価なものは皆が使いますが、コスト的に、大量生産効率を重視した結果です。
それを言えばシャンプーやボディソープなども同じような成分がありますが、口の中ですよ!
人類の歴史上これほどまでに化学物質にさらされることは無かったでしょう。
大いなる人体実験をしているようなものです。
100%の安全性は誰も保証してくれないと思います。
市販の安価品を使わざるを得ないなら、しっかりとうがいをするか、量は少なめが良いです。
生活習慣も重要で、砂糖入りの清涼飲料水はご法度!ミネラルウォータなどの水を飲む習慣に変えるのがベスト。
口の中に糖分というか食べ物が存在する時間を減らすことが大切。
ながら食べは最悪です。
コーヒーは砂糖を入れるのをやめるか、飲んだらすぐに水を飲むなどの工夫が大切ですね。
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マスコミがやや過剰反応したため、一時論争となりましたが・・・
wedge.ismedia.jp日本の見解は?米国の動きについて解説www.maff.go.jp