iPhoneをもっといい音で楽しもう!
iPhoneは既にiPodにとって代わっているかと思いますが、
音楽プレーヤーしてもスマホは欠かせませんね。
ミュージックソースはダウンロードの時代に移行しているかと思いますが、CDコレクションを多くお持ちでの方も多いと思います。
CDコレクションは通常自宅でしか視聴には使わないでしょう。
ライブラリーから取り出すにも一苦労だからです。
今はPCが普及してミュージックサーバとしてPCのHDDへ取り込むことが多いですね。
一番良い音で残すには、PCM音源をそのままで、wav.データとして記録する方法となりますが、デメリットはデータ容量が大きいこと、ポータブルプレーヤやスマホとは相性が悪い事ですね。
しかし、ここ最近スマホやポータブルプレーヤのメモリ容量が増大した関係で、容量を気にする必要もなくなりつつあります。
ところで、同じMP3などの圧縮音楽でも、ソフトの設定で音質は大きく変わるんです。
また、CDを手放すとしても、より高音質で、保存したいと思いませんか?
私のオススメ方法を記載します。
iTunesの最新バージョンにアップグレードします。
iTunesソフトを起動します。
編集→環境設定→一般
に進みます
CDをセットしたときの動作→読み込み設定に進みます。
読み込み方法→MP3エンコーダー設定→カスタム
と進みます。
- ステレオビットレート:320kbpsを選択
- 可変ビットレートのチェックを外す
- サンプルレート:44100kHzを選択
- 10khz未満の周波数帯域をフィルタリングのチェックを外す
- スマートエンコード調整のチェックを外す
以上で完了です。
補足説明をしますと・・・
320kbps
k(キロ)は1000の単位。ビットパーセコンドと読みます。
これはデータの大きさのことで、1秒間にサンプリングするデータ量です。
圧縮音楽でよく使われる指標で、大きいほどデータの量は増えますが、音質は向上します。
サンプルレート
これは、1秒間の音の波形をどれだけ細かく刻むかの指標です。
CD音源が44,100Hzですので、それ以下だと音質低下しますので、同じレートにします。
10Hz未満の周波数帯域をフィルタリングのチェックを外す
このチェックを外すことで、これまでカットされていた可聴帯域外の10Hz未満の超低音域の音を記録できます。
ちなみに人間の一般的な可聴帯域は20~20,000Hzとされています。
20Hzはものすごく低い音です。
超低音です。ほぼ聞こえないくらい低い音です。
20,000Hzは超高音です。
しかし、楽器の演奏などもそうですが、世の中にはさまざまな音が存在しており、そのままの音を記録する場合には原音に忠実でなければならないです。ナイル川の滝の音を録音する場合を想像してみましょう。
非常に幅広い帯域の音が含まれます。
森でカッコウの鳴き声を録音するとします。
背景にはさまざまな動物や虫の音もしますね。
高い音を出す虫もいますね。
鈴虫の音を録音するとします。高周波の音も含まれますね。
リアルに本物に忠実であるほど、データ量は確かに増大しますが、音の重圧感、空気感、迫力が圧倒的に増します。
ポイントは、この音域を再生しようとした場合に音の出口の機器に再生能力があるか?
です。
折角iPhoneの出力側が頑張っても、音の最終出口であるヘッドフォンやスピーカーにその再生能力が無ければ全く意味がありません!
特にAirPlayで再生して、大型オーディオや、高品質のヘッドフォンを使用する際に差が出ますので、チェックを外すことをオススメします。
それでもデータサイズはwav.データよりはかなり小さいです。
今まで128kbpsのデフォルトで録音してい場合とは、雲泥の差であることが分かるかと思います。
これで、iPhoneでもCD音源に肉薄する高音質の音楽を楽しむことが出来ます。
さらに・・・付属のヘッドフォンで聞いている方!
ヘッドフォンをアップグレードすると、もっと違いがありますよ!
このクラスまでくれば、快適なサウンドが楽しめます!
iPhone付属のヘッドフォンとの違いは歴然。
演奏している場の空気感が伝わってきますね♪
いままで聞こえていなかった音が聞こえたり、音の定位が明確になったり、音域が広がったり、ボーカルがリアルになったり・・・
早くこの感動を味わってください。
ハイレゾ音源でなくても、十分に素晴らしい音を堪能できるはずです。
これでディスクともおさらば出来、すべてはスマホの中です。
良い音を外に持ち出そう!