2015年にゲイツ氏は既にコロナウイルスによるパンデミックを予想していた?
- 2015年にゲイツ氏は既にコロナウイルスによるパンデミックを予想していた。世界の死者数は3000万人超えとも
- ビルゲイツ財団
- COVID-19コロナウイルスのワクチン開発は最速で9か月でできる可能性を示唆
2015年にゲイツ氏は既にコロナウイルスによるパンデミックを予想していた。世界の死者数は3000万人超えとも
実は、既に2015年の段階で、マイクロソフトの共同創業者のビルゲイツ氏が、コロナウイルスによるパンデミックを予想していました。
その死者数は3000万人を超えるとも。
ゲイツ氏は2015年のTEDで以下に警告しています。
2014年にエボラウイルスの大流行を何とか回避することが出来ましたが、人類には以下課題が突き付けられています。
- 世界のテロリストたちが生物兵器の開発を進めているとの情報があるにもかかわらず、人類は十分な準備が出来ていない
- かつての脅威は核兵器であったが、今後は目に見えないウイルスが人類の脅威になっている
- この未知なる脅威のために、早急に準備が必要
ビルゲイツ財団
ここ最近の世界の感染者数の報告でジョンズ・ホプキンズ大学のデータが使われていますが、この大学にもゲイツ氏は30億円もの多大な資金援助を行っています。
ブルームバーグの記事によると、コロナウイルスに関しては、ビルゲイツ財団は全リソースをコロナウイルスの対策に使うと明言しました。
同様に、フィナンシャル・タイムズ紙でも、億万長者のビル・ゲイツ氏の財団は、コロナウイルスとの戦いに全リソースを集中させると。
マイクロソフト社の創設者で慈善家のビル・ゲイツ氏は、400億ドルを超える基金を持つビル&メリンダ・ゲイツ財団が、20万人以上の死者を出し、世界中の経済を揺るがしているコロナウイルスの大流行に「全面的に注意を払う」と、同紙のインタビューで語った。
「今後何年もの間、経済規模が大幅に縮小するだろう」さらに「パンデミックは世界経済に「数十兆ドル」の損失を与える可能性がある」とゲイツ氏はインタビューで語った。
財団は、コロナウイルスの対策費として2億5000万ドルを寄付しており、「パンデミックとの戦いのため、他の病気対策の組織をコロナ対策の組織にシフトした。
具体的には、HIV・マラリア・ポリオ対応の組織をコロナウイルス対策にシフトした。
ゲイツ氏はさらに、米国大統領ドナルド ・ トランプがWHO(世界保健機関)を非難したことに対し、WHO(世界保健機関)を擁護した。
ゲイツ氏は「WHOは非常に重要であり、実際にはコロナウイルスが蔓延しているまさに今、WHOが活動するための十分な資金援助などのサポートを得るべきである」
さらにゲイツ氏はこうも続けた。
「トランプ氏がWHOへの資金提供を撤回せよとの彼の脅しに従おとうは思わない」と。
COVID-19コロナウイルスのワクチン開発は最速で9か月でできる可能性を示唆
ゲイツ氏は、コロナウイルスのワクチン開発を加速できる理由を彼のブログで以下に述べています。
ゲイツ氏は、アンソニー・ファウシ博士らは、コロナウイルスワクチンの開発に、18ヶ月かかると考えていると述べ、私は彼に同意しますが、それは9ヶ月から2年という長い期間になるかもしれません。
18ヶ月というと長いように聞こえるかもしれないが、これは科学者が新しいワクチンを開発した中では最速である。
開発には通常5年かかります。様々な安全性の検証のプロセスを経るからです。
従来プロセスでは、重要な疑問や未知の問題に対処するために、ステップは段階的に行われます。これは、新しいワクチンの開発には膨大な費用がかかるため、資金的なリスク軽減のためである。
多くの候補が失敗するため、企業は前のステップが成功したとわかるまで次のステップへの投資をストップします。
しかし、COVID-19については、開発資金の調達は問題ではないです。
政府や他の組織(私たちの財団やCoalition for Epidemic Preparedness Innovationsと呼ばれる驚くべき同盟を含む)は、ワクチンを見つけるために必要なものは何でも支援することを明らかにしているから。
そのため、科学者は、いくつかの開発ステップを一度に行うことで時間を節約することができます。
具体的には、民間企業、政府、そして私たちの財団は、候補のワクチン製造工場(企業)をリストアップします。
もし、これらの施設のいくつかが使われなくなっても、それは構いません。それは、生産を先取りするための小さな代償です。
幸いなことに、試験の期間を圧縮することは、通常5年かかるプロセスを18ヶ月で終わらせる唯一の方法ではありません。
もう一つの方法は、同時に多くの異なるアプローチをテストすることです。
最も有望な候補は、COVID-19から体を守るために様々なアプローチを取る事。
それが何を意味するのかを正確に理解するためには、人間の免疫システムがどのように機能するかを覚えておくことが有用である。
病気の病原体が体内に侵入すると、免疫システムは抗体を産生することで反応する。
これらの抗体は、微生物の表面にある抗原と呼ばれる物質に自分自身を付着させ、それが体に攻撃のシグナルを送ります。
免疫システムは、これまでに退治したすべての微生物の記録を保持しているので、病気になる前に侵略者を素早く認識し、破壊することができます。
ワクチンは、病気になることなく病原体を倒す方法を体に教えることで、このプロセスを回避することができます。