dolfinpandaの日記

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新型コロナ PCR検査がネックの日本国内に朗報 島津製作所が風穴を!

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コロナで暗いニュースばかりですが、昨日は、日本の技術力の高さを世界にアピールできる良いニュースが世界に流れました。

 

昨日の島津製作所のニュースは朗報です。

 

1時間で新型コロナウイルスの判定が出来る検査キットの発売のニュースです。

 

発売日は4/20。検査時間は約1時間。判定精度は概ね100%だそうです。

 

価格も100サンプル単位での販売ですが個当たり、2250円とリーズナブル。

 

検査キットの最大の特徴が、RNA生成が不要!つまり、前処理工程が大幅に簡素化でき、すぐにDNA検査装置にかけることが出来るというものです。

 

RNAの抽出・精製工程にはこれまで非常に手間と時間を要していました

これが割愛でき試料をそのままPCR検査装置にセットすることができるという画期的なツールです。

 

RNA抽出とは?

遺伝形質が発現する”(”遺伝子が発現する”ための最初のステップは、遺伝子 DNA の 塩基配列を mRNA にコピーする作業(転写)です。

mRNA は DNA の塩基配列RNA塩基配列に写し取ったものです。この一連の作業を経て機能するタンパク質が生産されます。
この方法では、強力なタンパク質変性剤を含む水溶液中で細胞を溶かし、フェノール/ クロロホルム抽出によってタンパク質を沈殿させます。このとき溶液を酸性にすることにより、 DNA がフェノール/クロロホルムの層に行き、 RNA だけが水層に残ることを利用して、 1 ステップで RNA を抽出・精製します。

 

例えば、96検体用のPCR検査装置を使えば96人分の検査を約1時間半で完了することが出来ます。

 

検体数が増えるほどRNAの抽出に要する時間もかかるわけですから、今後、検査が一気に加速しそうですね。

 

まさに島津製作所さん、社会貢献度大ですね。

 

日本の技術をもっとアピールしてゆきたいですね。

 

島津製作所さんは老舗の計測機器メーカーですが、本当に幅広い分野をカバーしていますね。

 

機械系からバイオまで、計測と言いったら島津さんですね。

 

さすがーベル賞受賞企業だと思います。本当に敬意を表します。

 

プレス向けニュース

www.shimadzu.co.jp

 

検査キットの概要

www.an.shimadzu.co.jp

 

世界から日本がなぜ新型コロナウイルスの感染者カーブがこんなに緩やかなのか?

PCR検査を積極的に進めていないのではないか?と疑念を抱かれています。

経済への影響を懸念してか意図的に感染者数を少なく見せたいためではないか?など様々な憶測を呼んでいました。

 

日本はここ最近保険適用できるようになりましたが、これまでは保険適用できないため、高額の費用がネックとなり、だれが検査費用を支払うのか?自治体も右往左往の状況であったと思います。保健所も検査のハードルを上げざるをえなかったのでしょう。

 

また、厚労省の指導とは思いますが、検体の3重梱包など検体輸送にも多くの手間と人手がかかっています

 

最もネックだったのが、RNA抽出という非常にデリケートで手間のかかる手順を行う必要があるなど時間を要することでした。

 

厚労省のページによると結果が判明するまでの期間は状況によりますが、1日から数日かかりますとあります。

 

www.biseibutu.co.jp

新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け)|厚生労働省

 

これら様々な事情がありPCR検査数は限定されていたという事実がありました。

 

さて、検査を抑制し、ハイリスク者のみに限定すれば、陽性率は高くなる。

だとすると、人口当たりの検査数が少ない国ほど、検査の陽性率は高くなるのではないか?

との疑問があることに対して、調査した事例があります。

結果は、横軸に検査数ただし対数、縦軸を検査の陽性率とすると負の相関あることが分かります。

 

これから言えるのはいたずらに検査数を増やしても陽性率は上がらないということです。

当然の結果ですね。

しかし、絶対数はより正確に把握することが出来るようになります。

 

 

www.jmedj.co.jp

 

危険ウイルスの場合は、相対比率よりも絶対数がものを言います。

 

日本は1億人が狭い国土に集中しているからです。

 

比率は少なくとも、コロナウイルスの感染力は半端ではありません

コロナウイルスは人の免疫機能が機能しないかもしれないと言われているからです。

 

たとえ一人の感染者からでもすさまじい破壊力があります。

 これは諸外国の現状を見れば明らかでしょう。

 

さらに、日本国内で行われているPCR検査は多くの医療従事者のリソースを消耗しています。

 

クラスター集団のもととなる感染者を早期に隔離することが必要な状況であることには変わりなく、簡易キットが切望されている状況は変わらないです。

 

このような状況をやっと改善できる時が来ました。

4/20発売まで待ちきれませんね。

 

それまでは、皆さん自宅待機、No!3密行動を実践してゆきましょう!

https://www.kantei.go.jp/jp/content/000061234.pdf