車両盗難対策 あれこれ
上の写真はコードグラバーキットの映像ですが・・・
あまりに高性能で卒倒しました。
ぶっちゃけ何かというとスマートキーからの電波を傍受して記録、出力するものです。
通常暗号キーがありますが、それも解除できるというものです。
傍受してコピーしてまた同じ電波を発信したらそのまんまスマートキーが近くにあるのと同じ状態になってしまいますね!とそんなからくりなのです。
暗号化キーが破られるはずが無いとお思いの方の多いかとおもいますが、自動車修理工場向けには何らか解読する方法を開示しているのでしょう。
でないとカギを紛失した場合に鍵を破壊しなければいけないからです。
車両の盗難が後を絶たないです。
リレーアタック、コードグラバーなど新たな手法が欧州から日本へと伝播しており、対策が急務です。
以下は某ニュースの引用ですが、リレーアタックとみられる犯行現場です。
あわや未遂となりましたが・・・
社外品のセキュリティを取り付けることで、電波を発信しないようにするものもありますが、何分費用がかさみます。
しかも、どれだけ費用をかけても完璧は無いです。
考え方ですが、便利さとリスクは裏腹なのです。
スマートエントリーシステムはカギの施錠を暗号化された電波で行いますが、電波で行う以上抜け道が発生します。
さて、リレーアタックをより進化させた、コードグラバーは非常にショッキングです。
海外での事例ですが、非常に高性能なロシア製のキットが出回っています。
あらかじめ盗んだ信号があれば、いとも簡単に開錠出来てしまいます。
ロック信号は近くに接近すれば、信号の出ているタイミングでいつでも抜くことが出来るようです。
BMWを開錠する映像が以下!
RT to warn others - A Radio Key code grabber in action. #CarTheft pic.twitter.com/yiUv0CGDcT
— Kev South (@kev_south) November 30, 2017
このpandraという装置を使えばドアの開錠からエンジン始動までできてしまいます。
さらに、もっとすごいのが100m先の車両のカギが次々と開いてしまうのです。
建物の上から見ながら確かめている映像です。
これならだれにも見つからずにテストできるというものですが・・・
恐怖ですね。
もう卒倒してしまいます。
無敵じゃないか。
こんなものは、地球上から抹殺しないといけないですね。
じゃあどうすればいいんだ! と思いますよね。
微弱電波を発信しないようにするというのが、対策のスタートです。
スマートキーを取り扱うあなたににスキが有ってはいけないです。
コードを盗まれてはいけないのです。
まず、
スマートキーは電波を通さないケースに入れましょう。
最近のトヨタ車は節電モードがありますので、それを有効にすることをオススメします。
夜間のマンションなどは対策が非常に難しいです。
古典的なのですが、意外に有効なのが・・・
タイヤロックなのです。
つけるの面倒くさいですよね。
それは逆に犯人にとっても同じなのです。
時間がかかるからです。
そこで、ホイールに傷をつけずに、比較的に短時間で脱着できるものが欲しいですよね。
このタイヤロックを便利で使いやすくしたものを見つけました。
これ、なんと、盗難事例がほぼ無いそうです。
現在は、販売台数が増えて100%とは言えなくなったかもしれませんが、限りなく100%に近い実績を誇っています。
コレ、見た目、面倒くさそうにみえるのがポイント高いです。
サイト管理者がもし高級車を乘るなら、これをつけるか、シャッター付きの車庫を新設し、防犯カメラを設置します。
防犯カメラはきちんと業者に頼んで記録できるものにします。
自動ライト付きのものかライトが無くても映る暗視タイプをお勧めします。
このように車両盗難防止には、タイヤロックのような物理的な手段が有効です。
一つは心理的な面です。
めんどくさいと思わせることが出来るからです。
タイヤロックの選び方ですが、2つのポイントがあります。
使いやすさとセキュリティの面です。
毎日の話となるので、作業にあまり時間がかからないほうが、装着がおっくうにならなくてよいですね。
セキュリティの面では、複製の難しいディンプルキータイプがオススメです。
ちょっと値段は高めです。
ノーマルのシリンダーキータイプはコスパが最高です。
ディンプルキーには及ばない面がありますが、威嚇効果は抜群です。
値段の割には、造りは意外にしっかりとしていますのでこれもオススメです。
もう一つ有効なのがハンドルロック。
リレーアタックの犯行現場では、キーを開錠した後、犯人は、車を運転して即座に逃走します。
その作業を妨げるのがハンドルロックです。
ハンドルロックがあることで、運転できる状態まで持ちこみ、逃走できるようになるまでは、かなりの時間を要するはずです。
リスクを負って、わざわざハンドルロックを破壊するという行動にはなかなか至らないでしょう。
通常はついてない車を狙うでしょう。
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防犯カメラはきちんと専門業者で設置すべきです。
このへんはやはり相手もプロですから、偽物のカメラは見破られます。
しかし、対策に100%は無いです。
これらの対策を全て突破されても被害を最小減に食い止める必要がありますね。
盗難対応の車両保険に入る事です。
人気車にお乗りの場合は車両保険は絶対必須と思います。
車両保険は盗難率に応じて価格が決められますので、車両価格が高ければさらに保険料は高くなります。
なので比較見積が有効です。
基本なのですがドラレコの駐車監視機能も今や必須といえるでしょう。