恐怖のコードグラバーとは何なのか？ 自動車盗難の新たな手口とは？

コードグラバーとは

リレーアタックの記事を先回書きましたが、新しいニュースが飛び込んできました。

コードグラバーです。

コードとは、信号ですね。

グラバーとは、掴むなどの意味です。

仕組みはこうです。

犯人はスマートキーからの電波の届く距離に潜んでいます。

スマートキーから発信された電波信号をこっそりと傍受します。

よくあるパターンは駐車場に止めた車の中で電波を記録器に記録するというものです。

スマートキーが一定範囲内に存在する場合には、車側のカギが明けることが出来る状態になるわけですから同じ種類の発信電波を放出している間はカギを開けることが出来るというわけです。

つまり、リレーアタックは中継するので本物のスマートキーが近くに無いと出来なかったのですが、記録器に格納されると、いつでも同じ電波を発することができますので、ホント鍵を相手に渡してしまったようなものです。

つまり、もっと積極的に信号を抜き取るという意味合いなんです。

さて、ここ最近の自動車盗難車種ランキングにも変化がありますね

再び高級車が盗難される流れにもどりつつあります。

1. レクサス
2. プリウス
3. ランクル

の順となりましたね。

これらにお乗りの方はご注意を！

以前はランクルがトップでしたが相変わらずの上位ですね。

ランクル（ランドクルーザー200系）はこれまで中東で人気でしたが、ここ最近は中国の伸びが著しいです。

富裕層がふえているからなのでしょう。

世界の路面は日本ほどきれいではないので、悪路走破性や耐久性が重要なのです。

プリウスは海外でも先進性が受けて人気ですね。

ハイエースも上位に入っています。

これも耐久性と積載性が海外では受けています。

コードグラバーによる車両盗難の瞬間を見た！

私も実際にランクルが盗難される瞬間の映像を見て驚愕しました。

わずか5分足らずです。

しかも真夜中のホテルの駐車場。

ランクルの両サイドに窃盗団の車両が横付けされて・・・

しゃがみこんだ2人の人影・・・

5分後にドアが開いた！

しかもアンサーバックのハザードもつかない！

これは、リモコン信号ではないです。

乗り込んだ運転席の人影はなんなく、車を発進させた。

まさに驚愕の光景でした。

終わった瞬間という感じ。

車両の発信する微弱電波のみを使った犯行です。

社外品のセキュリティシステムはすべて役にたちません。

なぜなら、車両側から見ると、正規のカギがあるのと同じ状態だからです。

スマートキーは不要なので、キーをカンカンにいれてもこの手口には対応できません。

対策ではあるが、利便性を捨てれますか？

重要な対策として便利さをあきらめるという方法があります。

スマートキーをやめて物理ロックを使うというものです。

スマートキーは電波シールドのケースに常時格納して、スマートキーの中に入っている緊急用の物理カギ（鍵穴に差し込むもの）を使うわけです。

これでスマートキー側の発信電波を抜かれることはありません。

でもいままでどこで抜き取られたかわからないとか、外で一度もスマートキーを使ったことが無いということが証明されなければなかなか確証は持てませんよね。

コードグラバーを回避できる対策はあるのか？

これほんと、物理ロックしかないのです。

物理ロックとはほんとうに、鎖と南京錠をかけるようなイメージのことを言っています。

要は時間と手間をかけさせることなんです。

これは、鍵の基本的な考え方ですね。

ユーザができることは、ホイールロックとハンドルロックは必要ですね。

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加藤電機 ホーネット(HORNET) カーセキュリティ タイヤロック LT-50R

あとは、監視カメラ。

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ホイールをポールなどに鎖で固定するのがあるならさらに有効です。

バイクの場合は軽いので、トラックの荷台に簡単に載せれますし、ユニック車両なんかでひょいと吊り上げれば持ち上がりますから・・・

だからバイクは縛り付けないとダメなんです。

そもそも存在すら、知られたらダメなんですが・・・

つまり狙われたら、逃げづらいんです。

特に高級バイクは・・・

さて車の場合も新たな時代に突入したということで・・・

バイク盗難対策みたいなことを車でもやらないとだめですね。

お金があれば、盗難保険にしっかりと入って、シャッター付きの車庫に入れましょうね。

車だけではなく、保管場所にもしっかりと金をかけるべきです。

犯人逮捕や盗難の抑止に有効なのが監視カメラでしょう。

威嚇効果は抜群です。

あおり運転対策も兼ね、基本なのですが、ドラレコ駐車監視機能は必須です。

最新型を取り付けましょう。

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最後に・・・

これらの対策を全て突破されてもあなたの被害を最小に出来るのが、自動車保険です。

もしあなたが高級車にお乗りである場合は、盗難に対応した車両保険は絶対に必須です。

ただし盗難率の高い車両保険は高いので、比較見積でコスパを良くしたいものです。